トヨタ自動車(トヨタ)とダイハツは10月4日、両社から成る新興国小型車担当のカンパニーを2017年1月を目処に設置すると発表した。

同カンパニーは、成長が見込まれる一方で競争が激しい新興国市場において、ダイハツ商品を展開することを目的に設立され、新興国向け小型車の開発・調達・生産準備は基本的にダイハツが担い、ダイハツの新アーキテクチャー「DNGA」を展開する。トヨタは「知見・リソーセス面からサポートする」としている。また、商品企画および事業企画は両社が一体となって策定・共有する。

トヨタでは2016年4月から製品軸での「カンパニー制」を導入しているが、今回はトヨタとダイハツの両社にまたがる形態とし、ダイハツが牽引するカンパニーとなることが想定されており、従来のカンパニーとは位置づけが異なるものとなる模様だ。