第一生命保険(第一生命)は10月4日、医療ビッグデータを活用した疾病予防・健康増進に資する国立がん研究センター(国がん)との共同研究を開始すると発表した。
共同研究では、一人ひとりの健康状態や運動・食事、喫煙・飲酒などの生活習慣をもとに、重大な疾病リスクの軽減・予防、健康増進に役立つ効果的な生活習慣改善シナリオとアドバイスの開発・提供、および日本人の健康寿命延伸に資するエビデンスの蓄積を目的とした健康状態、生活習慣、ライフステージ・ライフイベントと、疾病罹患や入院、死亡などとの関連解析を行う。
この取組みに際して第一生命は、同社医師を国がんの社会と健康研究センターに9月より派遣するとともに、同社本社スタッフをリスクチェックツールの高度化に向けた取組みに参画させる。ツールの高度化により、リスク増加に影響を与える因子ごとに、一人ひとりの健康状態や生活習慣に沿った効果的な改善アドバイスを提供できるようにしていきたい考えだ。