安川情報システムと伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月4日、SAPジャパンの次世代ERP「SAP S/4HANA」についてトータルなクラウドサービスの提供で協業することを発表した。

サービス対象と役割分担

基幹系システムの運用支援を目的とした安川情報システムの「グローバルサービスセンター(GSC、コールセンター)」サービスと、CTCが提供する基幹系特化型クラウドサービス「CUVICmc2」を組み合わせて、インフラからSAP S/4HANAの運用サポートまでを提供する。

「CUVICmc2」は、SAPソリューションを始めとするミッションクリティカルなシステムに特化したクラウドサービスで、パフォーマンスに対する保証、高セキュリティ、実使用量による従量課金を同時に実現している。

今回、GSCサービスとCUVICmc2を組み合わせたことによって、利用者はSAP S/4HANAのクラウドでの利用に際し、インフラやアプリケーションへの投資コストを抑制しつつ、システムの運用をアウトソースして主要業務に集中することができるとしている。