fossBytesに10月3日(米国時間)に掲載された記事「Linux Kernel 4.8 Released By Linus Torvalds — Here Are The 10 Best Features」が、先日公開されたLinuxカーネル4.8において特に注目すべき新機能を10個取り上げている。今回は新しい機構や新機能が導入されたというよりは、サポートするデバイスを増やすためのデバイスドライバの追加が行われたバージョンになっている。
紹介されているLinuxカーネル4.8の注目の新機能は次のとおり。
- オーバークロックでの利用を可能にするAMDGPU OverDriveのサポート
- NVIDIA Pascalのサポート(初期段階)
- Raspberry Pi 3 SoCサポートをメインラインカーネルにマージ
- ACPI Low-Powerアイドルをサポート
- HDMI CECサポート
- Btrfs ENOSPCの改善
- ユーザコピープロジェクションの強化
- カーネルメモリ保護のためのASLRの改善
- Microsoft Surface 3タッチ機能のサポート
- Skylakeラップトップ向けIntel Virtual Buttonドライバの追加
次にリリースが予定されているLinuxカーネル4.9はLTSの対象になると見られており、長期にわたってサポートされるブランチになる見通し。