武藤工業は10月4日、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)対応のデュアルヘッド熱溶解積層(FDM)方式デスクトップ3Dプリンタ「MF-2500EP」を2016年11月に発売すると発表した。
同製品は、2015年に発売した「MF-2200D」の機能を継承しながら、エンプラに対応して300℃の高温を実現する新ヘッドを搭載し、テーブル温度を150℃に高め反りを低減。この結果、代表的なエンプラであるポリカーボネイトの高温に耐える特性を活かし、金型の入れ子の保持やプリント基板実装メーカーで実装直後の高温基板の位置決め治具などの造形を実現した。
最大造形サイズは300×300×300mmで、価格(税別)は120万円。エンプラフィラメントは米polymakerのPC-PlusまたはPC-Maxの利用を推奨しており、近々同社で取り扱いを開始する予定。