インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月3日、顧客のシステムを一元的に監視・運用する「IIJ GIO統合運用管理サービス」の新メニューとして、「ジョブ管理サービス」を追加したと発表した。同日より提供を開始する。
IIJ GIO統合運用管理サービスは、IIJのクラウドサービスや、顧客のオンプレミス環境、他社クラウドサービスなど複数箇所に点在するシステムを、一元的に監視・運用するサービス。今回追加するジョブ管理サービスでは、複数の業務処理(ジョブ)について、実行・管理など一連の作業を自動化する機能を提供する。システム監視にくわえて、ジョブ管理も一元的に行なうことで、効率的なシステム運用を実現できるという。
顧客は、自社で機器やソフトウェアを購入する必要がなく、初期費用も無償なため、オンプレミスでジョブ管理を導入する場合に比べて大幅にコストを抑えられるという。顧客側でのライセンス管理やシステム開発、保守も不要となっている。
同サービスは、IIJ GIO統合運用管理サービスのオプションとして提供されるため、新たな設備を入れることなく、ジョブの実行結果を電話・メールで通知を受け取れる。また、ジョブステータスをサービスポータルで参照できたり、同サービスのチケット機能と連携させることで、アラートが自動でチケット起票されるなど、統合的な運用が行えるとしている。
提供価格は、共用ジョブ(共用設備)が月額1万5000円/1台、専用ジョブ(専用設備)が2万5000円/1台。なお、初期費用は無料。