NXPセミコンダクターズ(NXP)は10月3日、Kinetis Eシリーズのスマート・マイコン製品「KE1xF」と「KE1xZ」を発表した。
KE1xFは最大168MHzで動作する高性能ARM Cortex-M4Fコアを採用し、最大512kBのフラッシュ・メモリ、64kBのRAM、複数の三相モーター制御可能な周辺回路を搭載。また、CAN 2.0B準拠FlexCANを搭載しており、産業アプリケーション向けに信頼性の高いシリアル通信インターフェースのほか、UART、I2C、SPI、FlexIOなどの通信インターフェースを提供する。
一方のKE1xZは72MHz ARM Cortex-M0+コア、最大256KBのフラッシュ・メモリ、32KBのRAM、包括的なアナログ/デジタル機能を搭載。静電容量式タッチ・センサ・インタフェースによりHMIシステム向けに高いレベルの安定性と精度を実現する。また、1Mspsの高速ADCとFlexTimerモジュールは三相BLDCモーター制御システム向けに完全なソリューションを提供するとしている。
両製品の量産対応サンプルはNXPと正規販売代理店より提供中で、1万個購入時の最小推奨再販単価は、64LQFPパッケージ品でKE1xFが1.93ドル、KE1xZが1.49ドル、100LQFPパッケージ品でKE1xFが2.07ドル、KE1xZが1.63ドルとなっている。