オプテックス・エフエーは10月3日、距離設定型2出力タイプの高精度C-MOSセンサ「BGS-HDLシリーズ」を10月下旬に発売すると発表した。

「BGS-HDLシリーズ」の外観

同製品は、ハイエンド変位センサと同じ高信頼性エンジン"Tri-Core"をC-MOSレーザセンサに搭載することで、最小検出段差0.08mm実現したBGSセンサ。制御出力2出力に対応し、物体の有無検出だけではなく、高さによる良否判別や物体の位置が近距離か遠距離かを判別する2段階出力などの用途にも使用できるため、従来はセンサが2台必要だった用途に1台で対応可能だ。

また、デジタルパネルの距離表示の方法として検出する物体の高さを表示する「バックグラウンドモード」と、物体までの距離を表示する「ターゲットモード」の2パターンを用意。さらに出力2リード線をティーチ入力に切り換えられるなど、用途に適した使い方を選択できる。標準価格(税別)は3万4000円となっている。

使用例。ブリスタパックの段積み検出(左)とストローの有無と浮き検出