SCSKは10月3日、クラウド型ネットワークサービス「USiZE Connect SD-WAN(ユーサイズコネクト エスディーワン)」の提供を開始した。
同サービスは、KDDIが提供する広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」のサービス網を利用し、SCSKのデータセンター「netXDC」からWANを経由して接続する企業ネットワークを、End to Endでマネージメントするサービス。
クラウドサービス「USiZE」のネットワーク仮想化基盤とシームレスに連携させることで、USiZEをはじめとした各種サービスに接続するアクセス回線帯域の拡張と、論理回線ごとの帯域制御をオンデマンドで提供する。
これまで帯域変更を実施する場合は、その都度利用サービスメニューの変更手続きと、WAN内設備の設定変更作業が必要であったために、約3週間程度の期間を要していたことから、月ごとに発生するイベントには対応できなかった。同サービスではそれら手続きならびに設定変更作業に要する時間を3営業日に短縮でき、課金も1日単位で変更できる特長がある。
これにより、これまで不可能だった月締会計処理や、パッチ適用のように毎月発生するイベントにあわせた帯域制御が可能になるため、回線帯域の利用効率が向上し、通信コストの削減が実現できるという。
価格(税別)は、0.5Mbps確保が月額3万円となる。3年以内に100社の提供を予定している。