さくらインターネットは、大量の計算資源を高いコストパフォーマンスで利用できる「高火力コンピューティング」サービスを発表し、「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」を提供開始した。今後、2016年中にNVIDIA最新GPUを搭載したモデルを提供する。
「さくらの専用サーバ 高火力シリーズ」は、物理サーバをクラウドのように利用する「さくらの専用サーバ」の基盤を活用し、計算資源用に最適化して提供するサービス。ラインアップ拡充として、2016年12月までに、既存の「Teslaモデル(Tesla M40)」をリニューアルし、倍精度浮動小数点演算が必要となる用途に向けた「Tesla P100モデル」と、深層学習(ディープラーニング)をメインターゲットとした「Tesla P40モデル」を用意する。
また、2017年3月末までに時間課金制の導入を予定。1時間あたりの価格は、現行の「Quad GPUモデル」が267円、「Tesla P100モデル」が357円、「Tesla P40モデル」が349円(いずれも税込)。「Quad GPUモデル」を1カ月(730時間)利用した場合でも、19万4910円となり、高いコストパフォーマンスで利用できるという。なお、時間課金制から月額料金形式への契約変更も可能。