インフォテックは、帳票ツールの最新バージョン「Create!Form V11」を9月30日にリリースすると発表した。
新バージョンでは、クラウド環境でのシステム構築利用に対応するための機能と性能を強化。Web APIを利用し、プライベートクラウドやパブリッククラウドに構築された業務システムと柔軟に連携して、帳票出力環境を構築可能。Web APIの利用にあたり、別途費用はかからない。複数存在する業務システムの帳票サーバー統一化や負荷分散環境の構築にコストを抑えることができる。
また、電子文書のデファクトスタンダートとなったPDFの更なる機能強化「印刷用途のPDF機能強化(PDF/X-1aへ準拠した出力、プリンターダイアログプリセット設定)」「PDFの透かし出力への対応(透明度、印刷時のみ出力設定)」「PDFのセキュリティ強化(AES暗号化アルゴリズムへの対応)」「PDF出力性能の向上」を行った。
PDFの透かし出力への対応 |
さらに、マルチデバイス、マルチブラウザでの帳票閲覧に対応するためのSVG(HTML5)技術による柔軟な帳票表現も実現。帳票上の罫線やグラフ、バーコードをSVGで描画することで、解像度による影響がない(拡大・縮小で劣化しない)きれいな帳票をブラウザー上に描画することができる。
そのほか、価格についても大幅に見直し、従来の280万円(税別)から120万円(税別)とした。