トヨタ自動車(トヨタ)は9月28日、2016年末に発売予定の新型車「C-HR」の日本仕様の概要を公開した。
C-HRは2014年のパリモーターショーにコンセプトカーが初出展されたコンパクトSUV。「センシュアル スピード-クロス」をコンセプトにデザインされ、スピード感あふれるボディ、SUVのたくましい足回りを表現したほか、質感・形状・色など細部にこだわり、大人の感性に響く意匠を追求したとする。
また、走りのコンセプトは、「我が意の走り」。TNGA(Toyota New Global Architectur)の取り組みのさらなる進化により、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現し、優れた操縦安定性・快適な乗り心地を実現。さらに、欧州をはじめとする世界のさまざまな道や国内外のサーキットコースで走行テストを重ねた。
コンパクトSUV市場は近年拡大傾向にあり、トヨタは「他市場に比べ内外装デザインを重視するお客様が多く存在する中、C-HRは個性あふれるデザインはもちろん、意のままの走りやクラストップレベルの燃費も追求し、コンパクトSUV市場を牽引していく」と自信を見せている。
グレード体系は、1.8Lハイブリッドシステムを搭載した「G」・「S」と、1.2Lターボエンジンを搭載した「G-T」・「S-T」の計4グレードを設定。衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備となっている。
なお、11月上旬からWebで先行商談受付を開始するほか、11月26日に富士スピードウェイで選考試乗会が開催される予定だ。