マジックソフトウェア・ジャパンは9月27日、マジックソフトウェアが開発・販売するシステム連携ツール「Magic xpi Integration Platform」用のデータ連携フロー・テンプレート「SpeedStart Pack 日本語版」を発表した。10月3日より提供開始する。
「Magic xpi Integration Platform」はノンコーディングでシステム間のデータ連携を実現するEAI(Enterprise Application Integration)ツール。SAP ERP、Salesforce、Dynamics CRMなどのデータ連携のためのアダプターを提供している。
今回発表した「SpeedStart Pack」は、ERPとCRM間の連携フロー(Magic xpiが実行する連携プログラム)のテンプレート。「取引先情報」「商品情報」のように、データ連携の必要性が高い項目については、基本的な連携フローがすでに出来上がっているため、連携フローをスクラッチで開発する場合と比較して17分の1に期間を短縮できるとしている。
同製品は、すでに海外では導入実績のある「SAP ERP - Salesforce連携テンプレート」を日本語対応したもの。日本語版の提供に伴い「SAP ERP - Dynamics CRM連携テンプレート」も追加開発した。なお、日本語版の製品化にあたっては、NEC情報システムズが協力したという。
製品は、Magic xpiパートナーを通じてSAP ERPユーザー向けに販売する。同社では、初年度が3社、次年度以降は年間10社の導入を見込んでいるという。