仏Parrotは9月27日、同社初の固定翼ドローン「Parrot Disco」を発表した。
Parrot Discoは58×115cm、重量750kgの小型ドローン。折りたたみ式の2ブレード・プロペラを装着したブラシ・モーターにより、最高80km/hでの飛行が可能。飛行時間は最大45分間で、自動離着陸機能を備える。この自動着陸機能では、Parrot Discoをフリスビーのように放り投げるだけで、自動的に離陸し、高度50mまで上昇し旋回しながらパイロットの指示を待つ。また、離陸時には自動的に6mまで高度を下げ、高度計、超音波センサーなどから情報を受信し、モーターの逆推力装置により減速を行い、スムーズに着陸するという。カメラは1400万画素のフルHDフロントカメラを搭載し、32GBのメモリを内蔵している。
同社によればParrot Discoの翼は、抗力を低減し、揚力を向上させる独自の空気力学により、飛行の安定性と速度の両方を最適化できるよう、特別設計されているとのこと。また、大型旅客機のように、翼の両端にはウィングレット(垂直の翼端板)が、後縁部には可動式の補助翼が取り付けられており、操作をサポートする。
価格(税別)は18万円で、日本での販売開始は10月の予定。本体のほか、通信距離2km(理論値)の新専用コントローラー「Parrot Skycontroller 2」、FPV(一人称視点)ヘッドディスプレイ「Parrot Cockpitglasses」がセットになっている。