中国のファーウェイとドイツのライカカメラAGは9月23日(ドイツ時間)、共同運営の研究開発センター「Max Berek Innovation Lab(マックス・ベレク イノベーション・ラボ)」を設立し、戦略的な連携を拡大したことを発表した。

ドイツ・ウェッツラーのライカのグローバル本社に位置する新センターは、画像、モバイルデバイスアプリケーションの広い範囲で撮像品質を向上させるため、光学系とソフトウェアベースの技術のさらなる発展を目指すという。

また、コンピューテーショナル・イメージング、拡張現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)ソリューションの創造といった成果も見込まれるという。さらに両社は、ドイツや国際的な大学・研究機関との連携も計画している。

Max Berek Innovation Lab設立合意書にサインするファーウェイ創業者兼CEOの任正非(レン・ジェンフェイ)(写真右)と、ライカカメラAGの社主であり、アドバイザリー・ボード会長でもあるアンドレアス・カウフマン(Andreas Kaufmann)博士(写真左)

ファーウェイ創業者兼CEOの任正非氏は、研究開発センター設立について、「将来的には、データトラフィックの90%以上が画像や動画になります。Max Berek Innovation Labの設立によりライカと一層緊密なパートナーシップが確立され、画像とビデオ品質の継続的な改善が実現されるでしょう。その結果、我々はスマートフォンのカメラ市場で最も先進的な技術革新を実現し、消費者により大きな付加価値を提供することができるようになります」と述べている。