キヤノンは、ネットワークカメラの映像の中から約1,500人までの人数をカウントできる「People Counter Version 1.0」を10月下旬より、複数人での作業が求められる現場で作業者同士の距離が離れると警告を出す「Minimum Staff-Count Detector Version 1.0」を12月下旬より発売すると発表した。価格はいずれもオープン。
「People Counter Version 1.0」は、キヤノン製ネットワークカメラで撮影したライブ映像や、ビデオマネジメントソフトウエアに保管した映像(静止画、動画)から、人の特徴を検知し解析することで、横向きや後ろ向きの人も含め、約1,500人までの人数をカウントすることができるソフトウェア。指定した領域の中にいる人数や、指定したラインを双方向で通過する人数をカウントすることも可能だという。
このソフトを利用することで、商業施設、駅、競技場、空港などの施設で、混雑状況や来場者数、人の流れを把握し、警備員の配置や避難誘導の安全対策に加え、集客の傾向を把握することが可能になる。
一方の「Minimum Staff-Count Detector Version 1.0」では、映像内で指定した領域の中に映る人が、1人の場合や、複数人同士が一定の距離以上離れた場合、単独で作業をしていると判断し警告を出すソフトウエア。機密性が高いデータセンターや金融機関など複数人での作業を必要とする現場で、従来は目視で行っていた確認を自動化できる。