Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は9月21日(米国時間)、開発者向けツールキット製品群のアップデート版をリリースした。
今回リリースされた開発ツールキット以下の4つ。
・Bluetooth Secure Gateway Toolkit:
Bluetoothセンサーを遠隔から監視制御できるようにするインターネットゲートウェイを作成するためのサンプルコンポーネントやシンプルな初期設定、詳細なハンズオン・ラボ、強化されたセキュリティコンポーネントを提供。開発者は製品のIoT機能を拡張できるとともに、Bluetooth 4.2で追加された政府機関レベルのセキュリティ機能を活用することができる。デバイスはスマートフォンやタブレットの中継機能を必要とせず、安全な接続を経由してゲートウェイに直接接続することができるようになる。
・Bluetooth Starter Kit:
開発者向けにBluetoothについて紹介するハンズオン・ラボやサンプルソースコードを含むトレーニングパッケージ。開発者が製品やアプリケーションへ無線接続を追加するために必要な基本情報が提供される。新バージョンではハードウェアとしてコスト効率が向上した最新のArduinoへ更新されるとともに、Bluetooth Developer Studioが使用可能となった。Bluetooth Developer Studioの最新アップデートでは開発者は異なるチップセットやプラットフォーム間で一貫性のあるBluetooth実装を容易に行えるようになり、市場投入までの時間を高速化できるとする。
・Application Accelerator 2.1:
サードパーティーの開発者によるAndroid 6.0、iOS 9、Windows 10、Tizen、Blackberryをサポートするスマートフォン、タブレット、PC上におけるBluetoothアプリケーション構築を支援するツールキット。
・Beacon Smart Starter Kit:
ビーコン構築方法を習得できる習熟度別キット。2016年後半に上級キットがリリースされ、一般消費者向けや業務用の実際のアプリケーションに対するビーコン管理やビーコンの実用化に関する詳細が提供される予定。
最新の開発ツールキットはBluetooth SIGのWebサイトよりダウンロード可能。また、東京でのトレーニングは9月29日に開催される。