凸版印刷は9月21日、バーチャルリアリティ(VR)と全地球測位システム(GPS)を組み合わせた旅行者向け観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ」(無料)の提供を開始すると発表した。iOS 8.0以降(一部未対応機種あり)に対応し、Androidは順次対応予定。
本アプリは、現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動して見ることができる新しい体感型観光アプリ。旅行者は本アプリ利用により、従来、史跡ごとに個別に提供していた機能を1つのアプリとして集約。全国の史跡で利用できるオールインワンアプリとして利用できるようになる。
現存しない城郭や産業遺産などの史跡を高精細かつ色鮮やかなVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末の位置情報と連動して配信。その場ならではの感動を提供。また、マピオンと共同開発した、古地図を利用した地域回遊型ナビゲーション機能を追加。史跡に近づくとプッシュ機能で情報を通知。
さらに、その場所に訪れることでしか手に入れることができないVRコンテンツを背景に、記念撮影ができる機能を搭載。撮影した写真はSNSなどに投稿でき、一度表示したVRコンテンツは、旅行を終えた後も閲覧可能。閲覧できるコンテンツは一覧表示されるため、掲載されている他の観光地への誘引にも効果的。
凸版印刷は本アプリの提供に際し、まずは江戸城、和歌山城、福岡城、肥前名護屋城(佐賀県)、高松城、屋嶋城(香川県)の6名城をラインアップ。今後も掲載コンテンツを順次拡大していく。