OKIエンジニアリング(OEG)は9月20日、製造部品メーカー向けに、各種電気・電子製品に使用される樹脂材料に対する「UL94燃焼性試験」の提供を開始すると発表した。価格は10万円~/件。
同サービスは、電気・電子製品において何らかの熱源による着火・延焼を防止するため、材料自体の燃えにくさを一定の基準で評価するもの。近年、樹脂材料は電子・電気製品の構成材料として幅広く使われている一方、製品には燃えにくさが求められる。そのため、樹脂材料についてはISO/IEC60695に規定されたグローワイヤー試験、ニードルフレーム試験およびUL94に規定された燃焼性試験が行われている。
今回OEGは、UL94燃焼性試験の実施環境を整備したことで、一般的に行われる燃焼性試験を全て実施可能となった。さらに、燃焼性試験だけでなく、耐候性などの各種環境試験や構成物質分析などの化学的評価サービスを含めた樹脂材料の多面的な評価をワンストップで実施でき、顧客が自社で設備・人的投資をすることなく、樹脂材料の評価を効率的に行えるとしている。
OEGは「今後もお客様のニーズに対応した試験技術の向上や設備の充実を図り、試験設備を保有しない電子機器メーカーの設計・開発・製造を支援していきます」とコメントしている。