IDCフロンティア(IDCF)、さくらインターネット、ニフティの3社は9月15日、エーティーワークスが提供するデータ保存専用サーバ機器「Store-Box Air」に各社のオブジェクトストレージを提供し、分割されたデータを異なるクラウド事業者のデータセンターに安全に保存できる仕組みを実現したと発表した。

「Store-Box Air」は、オフィス内に設置するだけで、月額約3万円のコストで秘匿性の高いデータをクラウド上に分散して保存できる、データ保存専用の小型サーバとなる。

データの保存には秘密分散技術が用いられているため、細かいレベルで分割された各データ(分割データ)だけでは、元データを復元することはできないという特徴を有する一方、分割データ自体には冗長性を持たせることで、仮に分割データの1つが欠けても元データを復元することができる。

秘密分散技術」を用いたクラウド分散保存のイメージ

分割データの保存先は「IDCF クラウド」「さくらのクラウド」「ニフティクラウド」のオブジェクトストレージとなっている。

「Store-Box Air」は、エーティーワークスが9月28日から提供を開始する。