米ブロケードは9月13日(現地時間)、次世代データセンター・ルーティング・ソリューションである「Brocade SLX 9850」を発表した。
SLX 9850は、データセンターにおける10/40/100GbEのネットワークでの導入が想定されている。主な特徴として、ハードウェアとソフトウェアの技術を組み合わせた独自機能のBrocade SLX Insight Architectureには、サードパーティ製および顧客固有の監視、問題解決、および分析アプリケーションを実行するためのオープンなカーネルベースの仮想マシン(KVM)環境が含まれていることが挙げられる。
また、同アーキテクチャは各Brocade SLX 9850インタフェース・モジュール上のパケット・プロセッサと同管理モジュール上のKVM環境とを結ぶ、革新的な専用10GbEの分析手段を提供するという。
これにより、KVM環境で実行するアプリケーションは、プレーン・トラフィックのフォワーディングあるいは制御を妨げることなく、内部の隔離されたリンクを介して、データを抽出することを可能としている。
さらに、オープンソースプロジェクトのStackStormをベースにしているBrocade Workflow Composerはネットワーク、コンピュータ、ストレージ、およびアプリケーションなどのサービス・デリバリ・チェーン内の複数のIT領域をまたいでネットワークの自動化を行い、データセンター内の組織上のサイロ化を解消。
そのほか、2.3Tbsの非ブロッキング・シャーシ・ファブリック容量を備えており、最大400万台のルータ、200万のフルカラーの統計情報、および200万のポリシーをサポートし、増加するネットワーク帯域、デバイス、およびサービス要件に対応するという。