ICT総研は9月13日、公衆無線LANサービス(Wi-Fiサービス)市場に関する調査結果を発表した。 同社によると、公衆無線LANサービスの2016年度利用者数は4309万人、そのうち個人利用者は2914万人、ビジネス利用者は371万人、訪日外国人利用者は1024万人だったという。2017年度には18%増の5074万人に拡大する見通しで、個人利用者だけでも3393万人に達する勢いとなっている。
2016年9月に実施した同調査では、4412人のアンケート回答者のうち、公衆無線LANサービスを利用していると回答したのは全体の45.7%に当たる2015人だったという。
スマートフォン利用者に限ると、スマートフォンユーザー3028人の57%に当たる1726人が公衆無線LANサービスを利用していると回答。
スマートフォン利用者の多くが契約時に携帯電話事業者の公衆無線LANサービスに加入するため、公衆無線LANサービスの契約者数は今後も増え続ける見通しだが、同サービス契約に加入しても、屋外でのWiFi利用設定をOFFにするユーザーも多いため、公衆無線LANサービス契約数と実際の利用者数(アクティブユーザー)には乖離が見られるという。
キャリア系事業者の公衆無線LANサービスでは、「OCNホットスポット(NTTコミュニケーションズ提供)」の利用者満足度が62.8ポイントで1位、これに、「au Wi-Fi(KDDI提供)」(60.9ポイント)、「フレッツスポット(NTT東西提供)」(60.8ポイント)と続く。
ポータルサービスや施設運営事業者の公衆無線LANサービスでは、「ヤフー無線LANスポット」の利用者満足度が65.1ポイントで1位だった、これに、「at_STARBUCKS_Wi2」(64.5ポイント)、「HANEDA-FREE-WiFi(羽田空港)」(63.7ポイント)と続く。