凸版印刷は9月13日、商品のライフサイクルを一元管理できるクラウド型統合ID認証サービス「ID-NEX(アイディー・ネックス)」の提供を、9月中旬より開始すると発表した。
「ID-NEX」は、任意に生成したIDをICタグやQRコードで商品に貼付し、それをスマートフォンなどで読み取ることでクラウドサーバ上に情報を蓄積。商品の製造・物流・保管から販売までのライフサイクル管理や真贋判定、ユーザ登録やキャンペーン応募など顧客コミュニケーション情報の一元管理を行う。
個体IDの付与には、ICタグやセキュリティホログラムのほか、QRコードやバーコード印字などから選択が可能。
凸版印刷が従来提供している、「NETLOOPASS」に代表される循環資材管理サービスや真贋判定サービス、顧客満足度向上の施策などのためのアプリケーションを標準装備している。
「ID-NEX」を用いた真贋判定のサービスイメージ。商品のIDをスマートフォンで読み取るだけで真贋判定ができる |
価格は、月額システム利用料が99,000円~。同社は本サービスを流通・メーカーの商品管理サービスとして拡販、2020年に関連受注含め約20億円の売上を目指すとしている。