NHN テコラスは9月13日、NTTドコモとEコマース分野で協業を開始した。今回の協業では、NHN テコラスのネットショップ構築サービス「CARTSTAR(カートスター)」と、ドコモが提供する購買支援システム「ecコンシェル」を連携させ、人工知能を用いたWeb接客機能をCARTSTARを利用するEC事業者に提供する。

2016年の企業のIoT利用率(2015年との比較)

同サービスを利用することで、サイト内のアクセスログや購買履歴などのデータを解析し、得られた結果をもとに自動で顧客の行動に応じた販促施策を展開することが可能だという。

利用イメージとして、行動履歴解析により、特定ページを閲覧するユーザーに向けて特定ブランドやキャンペーン情報を自動で配信するほか、実際に購入につながったユーザーに似た属性の顧客に対し、自動的に各種案内を配信。

また、接客シナリオに基づき、購入画面で躊躇しているユーザーにメッセージを表示することに加え、ウェブサイト内を回遊しているユーザーに狙ったタイミングでクーポンを配信することなどを想定している。価格は月額3000円。

両社の協業は、CARTSTARの利便性向上を目指すNHN テコラスと、Web接客ソリューションの普及拡大を図るドコモの目的が一致したことから実現。今後、活用可能なアセットをもとに、さらに連携を検討し、ショップ運営における業務効率の改善、売上機会の最大化に向けた取り組みを推進していくという。