日立ソリューションズは9月13日、米Zuoraと販売代理店契約を締結し、同社の従量・継続課金型ビジネス(サブスクリプションビジネス)を支援するクラウドサービス「Zuora(ズオラ)」の販売を開始した。価格は個別見積もり。

同サービスは、従量・継続課金型ビジネスの業務をグローバルで迅速に開始することができるほか、顧客の契約内容、購買傾向を分析し、最適な価格設定やサービスプランなどのリテンション施策を行うことで、顧客との継続的な取引を実現することを可能としている。

また、サービス・料金プランを設定画面で容易に作成し、タイムリーに提供することで売上増加に貢献するほか、顧客動態把握による効果的なリテンション施策の実施により、顧客と継続的な取引を実現するという。これまでZuoraでは同サービスを世界800社以上に導入しており、ノウハウを反映したサービスでマルチ言語、マルチ通貨に対応し、CRMやERPとの柔軟な接続を可能としている。

さらに、日立ソリューションズの顧客管理・課金・請求業務向けソリューション「BSSsymphony」の業務ノウハウや機能を必要に応じて組合せ、ERP(統合基幹業務システム)/CRM(顧客関係管理)関連の実績を生かし、企業のビジネスニーズに応じた最適なシステムを実現。製造・流通、クラウド、メディアなどの企業をトータルに支援することで、2020年度までに関連ソリューションを含め、50億円の売り上げを目指す。

「Zuora」と「BSSsymphony」の組み合わせイメージ