9月7日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Data-Stealing Mac OS X Backdoor Uncovered|threatpost」が、今年1月に発見されたMokesと呼ばれるバックドア型のマルウェアの亜種がMac OS Xにも存在することが発見されたと伝えた。Mac OS Xで動作する亜種は「Backdoor.OSX.Mokes.a」と呼ばれている。30秒ごとに音声およびスクリーンショットを窃取すると説明がある。
このバックドアは感染したシステムをモニタリングするほか、対象システムに接続された外部デバイスなどもモニタリングするとのことだ。また、任意のコードが実行可能とされており、感染を受けるとシステムの制御権を乗っ取られる危険性がある。Mokes自体は1月に発見されており、当時発見されなかっただけで、同時期にすでにMac OS X版も存在していたと見られる。
マルウェアのプラットフォームとしてはWindowsが最大のターゲットとなっているが、近年はMac OS Xも攻撃対象と見なされるケースが増えている。Mokesはマルチプラットフォームを対象としたマルウェアで、Windows、Mac OS X、Linuxを対象に動作すると説明がある。