バッファローは9月7日、小規模オフィスやSOHO環境に適するという法人向けNASの廉価モデルである「テラステーション 3010シリーズ」を発表した。出荷開始は2016年10月上旬を予定している。
新製品は、導入時の初期設定やリプレース作業を短縮する機能を搭載。4ドライブタイプのラックマウントモデル「TS3410RN」(容量:4TB、8TB、12TB、16TB)、4ドライブタイプのデスクトップモデル「TS3410DN」(同)、2ドライブタイプのデスクトップモデル「TS3210DN」(容量:2TB、4TB、6TB、8TB)の3ラインナップで構成する。
TS3410RNとTS3410DNには、導入時のRAID設定を約10分で完了可能な「高速RAID切替機能」を搭載。また、3ラインナップともに従来製品からリプレースするためのデータや設定の移行作業を簡素化する「マイグレーション機能」を搭載し、一般的な法人向けNASの導入やリプレースに要する工数・時間を削減できるとしている。
いずれもNAS専用HDDを採用し、書き込み速度は同社の計測で約111.1MB/sとGbE(ギガビット・イーサネット)の上限値に迫る性能を有し、TS3000Nシリーズと比べて最大で約2.5倍の書き込み速度を実現するという。
そのほか、HDDや製品本体のエラー情報、障害の早期発見・故障予測などをメールで知らせるメール通知機能やSNMPに対応し、障害発生時の早期復旧が可能としている。さらに、システム・ファームウェア二重化構造を採用しており、万一のファームウェア障害の際に迅速に復旧できる。
価格はいずれも税別でTS3410RNの4TBが16万5000円、TS3410DNの4TBは12万9000円、TS3210DNの2TBは6万9000円。