EMCジャパンは9月6日、VMware環境全体にわたるVMwareワークロードの保護を最適化する新しい保護製品とサポートを発表した。
具体的には「VMware vSphere」の「VMware Virtual SAN」(VSAN)のサポート強化と、規定の条件を満たすことでEMCデータ保護製品が使い放題になる「EMC Data Protection Suite」(DPSuite)に加え、DPSuiteにおける「VCE VxRail Appliance」内蔵の保護機能を拡張するオプションなどを提供。
これらにより、VCE VxRail Applianceユーザーは内蔵の保護機能を拡張し、スケーラブルかつクラウド連携可能で、バックアップ時間を最大2分の1に短縮可能な保護ストレージ「EMC Data Domain Virtual Edition」(DDVE)を含む、EMCのデータ保護製品を活用することが可能になる。
また、ハイパーコンバージド環境における包括的なデータ保護を可能にする「EMC Data Protection Suite for VMware」(DPSuite for VMware)の更新バージョンも、あわせてリリースする。
さらに、EMCのデータ保護ポートフォリオとVMwareソフトウェアとの統合によって、VMware管理者は標準のVMwareインタフェースを通じ、仮想化ワークロードの保護をプロビジョニング、モニタリングおよび管理できるという。
EMC DPSuite for VMwareの更新バージョンとDDVEの組み合わせは、VMwareのネイティブインタフェースを通じたエンドツーエンドの継続的な保護が可能になるほか、「RP4VMs」による「VMware VAIO」のサポートにより、VMware管理者は共通のVMwareフレームワークを活用し、「vSphere Storage Policy-Based Management」(vSphere SPBM)を通じてレプリケーションを管理することができる。
価格(税別)は、「EMC Data Protection Suite for VMware」が132万円~、「EMC Data Domain Virtual Edition」が21万円~。