9月4日(現地時間)、クロスプラットフォームのテキストエディター「SciTE(SCIntilla based Text Editor)」が約3カ月ぶりにバージョン3.6.7をリリースしたことを公式サイトで発表した。SciTEは軽快かつ柔軟なカスタマイズを可能とし、開発者を中心に人気を集めるテキストエディターの1つ。Windows版およびGTK+を用いたLinux版のバイナリやソースコードのダウンロードが可能。また、スクリプト言語Luaを使ってSciTE APIにアクセスし、SciTEの動作をカスタマイズできる。
本バージョンは、C++11オプションを有効にしたGCC 4.6でコンパイルし、日本語や中国語など文字コードで用いられるDBCS(Double Byte Character Set)が原因で予期せぬ動作やアプリケーションのクラッシュを回避するため、デフォルトのコードページを欧文の1252に変更している。また、オプション設定でカーソルの移動が正しく動作しないバグや、C++でLexを使用する際に折りたたまれないバグ、HTMLでLexを起因するいくつかのバグなど計14箇所の修正が施された。
阿久津良和(Cactus)