OpenBSDプロジェクトは9月1日(カナダ時間)、「OpenBSD 6.0」においてOpenBSDの最新版となる「OpenBSD 6.0」の公開を伝えた。対応するアーキテクチャはi386、amd64、macppc、sparc64、alpha、armv7、hppa、landisk、loongson、luna88k、octeon、sgi、socppc、zaurus。HTTP/FTPサイトからインストールイメージなどをダウンロードできる。
「OpenBSD 6.0」における主な変更点は次のとおり。
- ARMアーキテクチャサポートの改善
- デバイスドライバのアップデートと新機能追加
- IEEE 802.11ワイヤレススタックの改善
- ネットワークスタックの改善
- インストーラの改善
- ルーティングデーモンおよびユーザランドネットワークの改善
- セキュリティ機能の強化
- Linuxバイナリ互換機能の廃止
- ユーザランドソフトウェアのアップデート(OpenSMTPD 6.0.0、OpenSSH 7.3、OpenNTPD 6.0、LibreSSL 2.4.2)
「OpenBSD 6.0」ではマルチコア/プロセッサ対応も進められており、従来よりもマルチコア/プロセッサシステムで高い性能を発揮するようになっている。性能の向上や安定性の向上に加えてバグの修正なども実施されており、安定性が向上している。