日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は8月31日、電気自動車(EV)向け充電ステーションに、Wi-Fiコネクティビティを追加した新型リファレンスデザインを発表した。

同リファレンスデザインは、家庭内のコンセントと互換性を持つLevel 1 EV充電と、商用ビルなどで利用可能な15~30A以上の高電流での充電が可能なLevel 2 EV充電の両方をサポート。Level 2用充電では、8時間で満充電が可能だとしている。

また、TIの SimpleLink Wi-Fi ワイヤレス・マイコン・テクノロジを搭載しているため、ピーク時以外での充電や、利用可能な充電ステーションの検出や通信などの知的機能を備えた充電ステーションの設計が可能となる。

なお、同社は今年中に600V、400Aまでのスケーラビリティを提供し、充電時間を20~30分まで短縮可能な、Level 3 EV直流充電器のリファレンス・デザインを発表する予定だとしている。