NTT東日本は8月30日、クラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」の提供を9月1日より開始すると発表した。 同サービスはロボットメーカー各社が提供するコミュニケーションロボットを活用して、会話機能やカメラ撮影機能などのアプリケーションをクラウド上で提供するサービス。また、ユーザー管理機能および付加アプリ利用許諾機能を用いることで、事業者が独自に開発した付加アプリケーションサービスの利用が可能となる。

「ロボコネクト」では5つの機能を提供する

第1弾の対応ロボットとしてヴイストンのコミュニケーションロボット「Sota」が「ロボコネクト」に対応。まずは、レクリエーションの企画・運営が職員の負担となっている介護施設への導入を目指す。介護向けのアプリケーションとしては、Sotaに同サービスを導入した上で、キューアンドエーが提供する付加アプリケーションサービス「Sotaレク」も同時に提供を開始する。

「Sota」は3色で展開する

この「Sotaレク」ではモニターに出るコンテンツ映像に合わせてSotaが動いたり話たりする。コンテンツには体操、歌、ゲーム、脳トレなどがあり、職員がコンテンツを進行しSotaがその補助をする「アシスタント機能」と、Sotaが自動でコンテンツを進行する「自動進行機能」により、レクリエーションの企画・運営負担を軽減する。

「Sotaレク」。モニターに映しだされたコンテンツに合わせてSotaが動く

費用面では、「ロボコネクト」の月額利用料として3000円がかかるほか、初期費用(契約料:800円/ユーザー+サーバー登録料:1000円/ライセンス+Sota本体価格:10万円/台)の支払いが発生する。同サービスの最低利用期間は13カ月で、途中で解約した場合は1ライセンスごとに残月数分の月額利用料を一括で支払う必要がある。なお、Sotaは2年保守サービス付き(15万4000円)を選ぶことも可能。「Sotaレク」は年額利用料1万4400円のほか、初期費用(セットトップボックス本体価格:2万円/台+設置・設定費用:3万円/台)の支払いが発生する(いずれも税別)。

第2弾の対応ロボットについては現在のところ未定だが、NTT東日本は市場のニーズに応じて対応ロボットを増やしていきたいとしている。