武藤工業は8月29日、純正捺染顔料インク使用の1.9m幅ダイレクト捺染インクジェットプリンタ「VJ-1938TX」を発売した。
VJ-1938TXは、シルクをはじめとするノンストレッチメディアに加え、ストレッチメディアにも対応したことでファッションアパレル分野のほか、インテリアや建材関連のホームファブリック、スポーツユニフォームなどのスポーツアパレルなど、幅広い捺染分野で使用可能となった。
同製品はメディア搬送ローラーに一本物のゴムローラーを採用し、上下に配置してメディアを挟み込んで搬送することで毛羽立ちを抑え、安定したメディア搬送を実現。また、標準装備の専用送出・巻取装置により最大100kgのメディアに対応可能で、従来ベルト方式でしか対応できなかったメディアをより簡単、安心して搬送できるようになった。
さらに、プリントヘッド2個をスタガに配列することで、印刷速度が大幅にアップ。高速印刷から高品質印刷を可能とした。加えて、オレンジ、グリーン、ブルーの特色を採用したことで、より色の表現力も豊かになった。また、1Lの大容量インクパックで印刷中のインク切れの心配を軽減。最大ヘッド高さ6mm、最大メディア厚3.5mmに対応した3段階のプリントヘッド高さ調整機構を搭載し、さまざまなメディアに対応する。
価格(税別)は、標準的な仕様で350万円(標準付帯設備含む)。純正インクは(1000ml パック)で1万5000 各7色)。同社は国内外で年間200台の販売を見込んでいる。