アシストは8月29日、日本の総販売代理店として10月25日からデータ・プレパレーション・プラットフォーム「Paxata(パクサタ)」(開発元:米Paxata)の販売を開始すると発表した。
近年、ビッグデータ、IoT時代の到来により、社内外のさまざまなデータをユーザ自身が分析することで的確なアクションを導き出す「データドリブン経営」が求められているほか、セルフサービスBIの普及によりBIツールを利用するユーザ層が広まり、ビジネスユーザにおけるデータ活用のニーズも拡大している。
一方、ビジネスに関連するデータの量や種類は増大しており、分析のためのデータ準備の不足が発生している。データ分析に関連する全作業のうち、およそ80%がデータの準備に費やされている見込まれており、迅速なアクションによりビジネスを推進するうえで課題となっている。
このようなデータ活用の民主化によって生じた課題を解決するためには、分析に必要とされる多種多様なデータをIT部門が管理・統制してユーザへ適切なデータを提供し、迅速に分析のスタートを支援することで生産性の向上や、新たな価値の創出に貢献するデータ・プレパレーション・プラットフォームが求められているという。
Paxataはエンタープライズレベルでのデータ・プレパレーションを実現するプラットフォームであり、Hadoop、Sparkをベースとし、人工知能/機械学習/インメモリ/コンシューマー・エクスペリエンスなどのテクノロジーを活用している。
また、ビジネスユーザが社内外のさまざまなデータを分析しやすいようにノンプラミングで反復的なデータの探索/加工/統合などが可能なセルフサービス型のデータ・プレパレーションの分野に参入し、先進的なソリューションを提供するリーダーとして市場を牽引していく方針だ。
アシストではPaxataの直販に加え、ビジネスパートナー経由での販売活動に注力し、2017年末までの販売目標として30社を目指す。価格は税別で960万円(最小契約コア数は16コア、使用権+サポートの年間サブスクリプション)、追加1コアは60万円。