Nimble Storage Japan(ニンブルストレージ)は8月25日、同社のオール・フラッシュ・ストレージである「Nimble Storage AFシリーズ」のエントリー・モデル新製品として、「AF1000」を発表した。価格は400万円台から。併せて、アダプティブ(ハイブリッド)・フラッシュ・ストレージである「Nimble Storage CSシリーズ」を5モデル構成とした。

Nimble Storage AFシリーズの外観

AF1000は、ハイエンド・モデルと同等の機能を搭載しているといい、小規模企業や小規模導入ケースでもオール・フラッシュ・ストレージのメリットを享受できるという。

有効容量20TBから始め、4Uの筐体で同165TBまで拡張可能であり、最大8PB/120万IOPSまでシステムを停止せずにスケールアップ/スケールアウトが可能だという。

一方ハイブリッドのCSシリーズは、大容量ニアラインSASディスクとSSDを組み合わせ、独自ファイルシステムを搭載した。「CS1000H」(最大IOPS:35,000)、「CS1000」(最大IOPS:35,000)、「CS3000」(最大IOPS:50,000)、「CS5000」(最大IOPS:120,000)、「CS7000」(最大IOPS:230,000)の全5モデル構成とし、性能価格レンジを拡大したとのこと。

新しいCSシリーズは、従来と比較して2倍のパフォーマンスを発揮し、キャパシティ・コストを40%低減したとしている。ハイエンドモデルの「CS7000」は、23万IOPS/有効容量2.4PBを実現するという。

AFシリーズとCSシリーズは、同じ「Nimble OS」上に構築しており、オール・フラッシュとハイブリッドのクラスタを構成して、シングル・エンティティとして管理しアプリケーションを透過的に移行できるという。

例えば、オール・フラッシュをメインにしてアプリケーションを稼働させ、よりキャパシティ・コストが低いハイブリッドでバックアップやディザスタ・リカバリを行うなど、コストを最適化した柔軟な構成を組むことが可能とのこと。

今回発表の新モデルを含む同社の全てのストレージ製品では、アプリケーションからストレージに至るインフラストラクチャ・スタック全体を可視化して、プロアクティブに問題を予測・予防する「InfoSight(インフォサイト)」サービスを提供するという。