Sucuriは8月24日(米国時間)、「IPv4 vs IPv6 Performance Comparison」において、Webサイトへのアクセスに関するパフォーマンスをIPv4とIPv6で比較した結果を掲載した。IPv6はこの10年から15年でゆっくり浸透しており、特に2015年中頃から急速に利用が増えていると指摘している。パフォーマンス測定にはcurlが使われ、connect_timeとtotal_timeの値を集計した結果を掲載している。
計測対象となったサイトは次のとおり。
- google.com
- facebook.com
- youtube.com
- wikipedia.org
- netflix.com
- linkedin.com
- pandora.com
CDNプロバイダとしては、次の2つのプロバイダーがテスト対象となっている。
- cloudflare.com
- sucuri.net
計測が実施されたポイントは次の4カ所。
- 米国カリフォルニア州サンノゼ
- 米国ニューヨーク州ニューヨーク
- 英国ロンドン
- 日本東京
サンノゼからの計測結果のみ、FacebookへのアクセスがIPv6の方が3倍ほど遅いという結果が出ているが、それ以外の計測ではIPv4およびIPv6の計測結果はほぼ同じとされている。SucuriではIPv4とIPv6のアクセスパフォーマンスはほぼ同じと説明しており、IPv4からIPv6に移行してもパフォーマンス上の問題は発生しないだろうと指摘している。