日本IBMは8月25日、オールフラッシュ・ストレージの新製品「IBM Storwize V7000F」と「IBM Storwize 5030F」を発表した。
IBM Storwize V7000FはStorwize V7000 Gen2と比べて性能が最大45% 向上するとともに、ストレージ容量が4倍に拡張しているミッドレンジモデル。スケールアウトとスケールアップの双方に対応し、急増するデータにも柔軟に対応可能で、最小構成価格は919万5800円から(税別)。
IBM Storwize 5030Fは中堅企業向けのエントリー・モデルで、最小構成価格は331万9900円(税別)から。
いずれも、SANストレージ仮想化ソフトウェア「IBM Spectrum Virtualize」を搭載しており、同製品は、仮想化されたストレージ環境に対し、リアルタイム・データ圧縮、シン・プロビジョニング、スナップショットなどの機能を適用できる。
また、データの自動階層化、ストレージ・アレイ間でのデータ移行、セキュアなデータ暗号化機能を提供し、災害対策や事業継続性を高めるためにリモートでデータを複製することが可能だという。
新製品に加え、ストレージ移行プログラム「フラッシュ・イン(Flash In)」も発表された。同プログラムは、他社からIBMのストレージに移行する顧客に5日間のデータ移行と設定サービスを提供する。移行対象の製品は、IBM FlashSystem 4モデル、IBM DS8888、IBM DeepFlash 150、今回発表されたStorwize 2モデルから選択できる。