8月も後半に突入したので、滑り込みでも間に合う工作の宿題のネタとして、3Dペンを使った「3D写生」をしている本企画。
身近なところで立体にしやすいモノとしてメガネをテーマに、前回は、最近ブラっとお散歩したりしている「某大物司会者」風のサングラスを作ってみました。
思いの外楽しく作れたのと、サングラスと眼鏡は別カテゴリとしてみなすメガネ愛好家の方も多いだろうという個人的な推測のもと、今度はザ・メガネなモノを作ってみようと思います!
1:下絵作り
まずは下絵作りです。やはり好きな人がかけているメガネを作るのが一番はかどりますので、目的のメガネをつぶさに観察して作ってみてください。今回は例として、海賊船やチョコレート工場の長などを歴任してきた「某大物ハリウッド俳優」の眼鏡を作ってみたいと思います。
本人写真はもちろんのこと、眼鏡のブランドなどがわかっている場合、ネットショップなども参考にすると作りやすいです。正面からの写真があれば、トレーシングペーパーなどでなぞってもOK。原寸大で作りたい場合はお手持ちの眼鏡やサングラスと幅を合わせるとちょうどいいサイズで作りやすいと思います。
より本物らしくするために、パーツに少しカーブを付けます。曲がったパーツを作りたい場合は、下絵を貼り付ける台を曲げておくと完成品も曲がります。前回、部屋に余っていた段ボールに、同じく余っていたボール紙をガムテープで貼り付けて作った製作台があるのでそれを再び使うことにしました。
2:パーツを3D写生
下絵の上に直接3Dペンを走らせます。最初は外枠から描いていきましょう。
フィラメントの出始めと出し終わりは線の太さが安定しないため、始点と終点を下絵からはみ出すように書くのがきれいな線を描くコツです。失敗したら下絵から簡単にはがせるので、納得がいくまでやり直してください。外枠の出来が仕上がりを左右します!
満足のいく外枠ができたら、線の中を塗りつぶしていきます。2mmぐらいの円を描くように、なるべく隙間ができないように塗ってください。ペン先でフィラメントを塗り付けるように、少しずつ塗るときれいに仕上がるようです。
両側のツルのパーツも同様に作ったら下絵からペリッとはがし、細部の模様をアクリル絵の具で描き込みます。細い筆は、100円均一のネイルアート用の筆がコストパフォーマンスが良くオススメです。
ここで、鼻あてを付け忘れたことに気がついたので付け足しました。3Dペンは後から付け足すのも簡単です!うっかり忘れていてもあとから何とかなります!
3:すべてをひとつに
パーツ同士を接着します。ゼリータイプの接着剤を使うと固まった後も動かせるので、本物の眼鏡のように畳んで収納できて便利です。
接着剤が固まるまでの時間を使って、レンズを作ります。今回は、昼食で食べた助六のパックのフタを切り出しましたが、もちろん普通のプラバンでもOKです!
レンズはフレームの裏から接着するので、形は多少いびつでも大丈夫。某大物ハリウッド俳優は紫のレンズが入ったサングラスバージョンも愛用しているようなので、レンズを紫で塗ってもいいですね!色付きレンズにしたい場合は、透明の塗料やセロファンを使うといいと思います。
レンズが接着できたら完成!原寸大で作った方は、ぜひ装着して撮影してみてくださいね!口ひげとアゴひげを描いて、ツバが広めのハットをかぶるとより某大物ハリウッド俳優らしくなります。
3Dペンでスケッチする眼鏡ですが、前述した有名人の眼鏡に限らず、自分や家族の眼鏡、かけてみたい眼鏡、オモシロ眼鏡などで作ってみても面白いと思います。2Dのスケッチの要領で3Dのモノができあがるのはなかなか盛り上がりましたし、こういう「カタチだけまねしてみたい」という場面で、3Dペンはかなり自由がききます。
「3D写生」、夏休みの宿題はもちろんのこと、ちょっとしたパトスのぶつけどころとしてもお勧めです。興味がわいた方はぜひ試してみてください!