台湾のSynologyは8月17日、小規模事業向けにデザインされた1U 4ベイのラックマウントNAS「RackStation RS816」を発表した。RS816はSynologyはドライブベイを4つ搭載するが、RX415拡張ユニットにより最大8台ドライブまで対応し、総物理容量最大80TBまで拡張可能。

「RackStation RS816」

RS816はハードウェア暗号化エンジンを備えた、アップグレードしたデュアルコアCPU(Marvell Armada 385 88F6820)を搭載し、読み込み速度は148MB/s、書き込み速度は81Mb/sで、従来機に比べて暗号化書き込み性能が142%アップした。

デュアル1GbE LANフェールオーバーをサポートするのに加え、電源を投入したままドライブを交換可能。外部インタフェースは、USB 3.0×2、eSATA×1。想定価格は税別で79,000円。

また、同社は同日、2Uラックマウント型NAS「RackStation RS3617xs」も発表した。ドライブベイは12で、拡張ユニット使用時の最大ベイ数は36。

「RackStation RS3617xs」

クアッドコア3.3 GHz CPU(Intel Xeon E3-1230 v2)を搭載したRS3617xsは、10GbE Link Aggregationを有効にした RAID構成の下で、シーケンシャルリード3,263MB/s 、333,941 IOPS以上の性能を提供。また、最大2つの10GbE Network Interface Cards(NIC)をサポートする、デュアルPCIeスロットが付いてる。その他の外部インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×2。想定価格は税別で360,000円