ICT総研は8月16日、2016年度のSNS利用動向に関する調査結果を発表した。これによると、日本国内におけるSNSの利用者は、2016年末には6872万人に達する見込みだという。
SNSの登録者数・利用者数はともに増加傾向が見られ、2018年末には利用者数は7486万人、ネットユーザー全体に占める利用率は74.7%に達する見通しとしている。
同社が2016年8月に実施したアンケート調査では、4251人のアンケート対象者のうち約8割が「人とのコミュニケーション」を行う目的でSNSや通話・メールアプリを利用していると回答。
SNSや通話・メールアプリのうち、最も利用率が高かったのはLINE(72.1%)で、以下、Twitter(40.8%)、Facebook(36.1%)、Instagram(22.1%)、Google+(11.4%)、Skype(10.9%)、mixi(7.6%)と続いている。
昨年との比較では、LINEとInstagramの利用率が向上しており、特にInstagramの利用率は昨年の11.4%から倍増している。
主なSNSの利用者満足度に関するアンケート結果は、LINEが77.9ポイントで最も高く、Instagramが僅差で77.8ポイントだった。第3位以降は、Twitter(74.0ポイント)、Skype(68.7ポイント)、Facebok(66.9ポイント)と続く。
SNSの利用時間を1年前と比較したところ、LINE利用者の52%が「増えた」と回答している。Instagramの利用者は58%に利用時間の増加が見られた一方、Facebookの利用者の44%が「あまり変わらない」と回答しており、利用時間は伸び悩んでいるようだ。
1日に1時間以上SNSを利用する人の割合は、LINEが33%、Twitterが36%と高めであるのに対し、Facebookは15%にとどまっている。