博報堂は8月16日、東京キー局で毎週放送されるすべてのTVCMの広告効果を測定する同社オリジナルのTVCM定点観測調査「Best HIT (ベスト・ヒット)」を、博報堂DYグループのマーケティング・ダッシュボード「Vision-Graphics」に搭載した「Vision-Graphics for Best HIT」を開発し、サービス提供を開始すると発表した。
「Best HIT」は、東京キー局で放送されたすべてのTVCMについて、商品・サービス・ブランドなどのさまざまなテーマの表現効果を測定する調査として 2007年10月にスタート。毎週500人を対象にインターネット調査を実施し、前週に東京キー局で放送されたすべてのTVCMの中から、「最近気になるCM」を自由に投票してもらい、表現やブランドを評価している。
調査回答データは2007年10月以降、8年超に渡って蓄積され、現在までに9万を超えるCM作品についてのデータを取得しているという。今回、この調査データを、博報堂DYグループのマーケティング・ダッシュボードである「Vision-Graphics」に搭載することにより、従来よりも手軽にTVCM作品の表現効果を確認することが可能になった。
また出稿量データと組み合わせた広告効果の分析や、ランキング分析・デモグラフィック属性別分析など、より多面的な分析も支援するという。