米ミランティス(Mirantis)の日本法人であるミランティス・ジャパンは8月10日、ミランティスが独SUSEと協業し「Mirantis OpenStack」ユーザーに対して「SUSE Linux Enterprise Linux」をサポートすると発表した。これにより両社は技術面で協力し、Mirantis OpenStackとSUSE Linux Enterprise Serverでプライベート・クラウドのプラットフォームを提供可能にする。
両社の協力により、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)やCentOSのサポートも併せて提供し、ミランティスは主要なエンタープライズLinuxディストリビューションのサポートをワンストップで提供可能になるという。
今後、SUSEとミランティスはSUSE Linux Enterprise ServerをMirantis OpenStackに最適化し、関連する各オープンソース・プロジェクトに貢献する。ミランティスのOpenStackソリューションはピュアプレイ(pure-play)であり、ユーザーはOSやハイパーバイザーなどをワークロード、スキルセットに基づいて柔軟に選択が可能だという。
今回の協業によりミランティスは、SUSE Linux Enterprise Server、Red Hat Enterprise Linux、CentOSのパッチやアップデートを提供。サブスクリプションは1年間または3年間でセキュリティおよび、そのほかのアップデートをカバーし、24時間365日のEメール、電話によるサポートを提供するとともに1時間以内のレスポンスタイムを保証する。
なお、提供するサポートはSUSE Linux Enterprise Server、Red Hat Enterprise Linux、CentOSの現行バージョンが対象。