メガチップスは8月8日(米国時間)、DisplayPortからHDMI2.0bまでの規格に準拠するオーディオビデオ・コンバータIC「MCDP2900」の出荷を開始したと発表した。

同製品は、HDR(High Dynamic Range)やHDCP2.2リピート機能などの機能を搭載しており、USB Type-Cなどのデジタルディスプレイ・インタフェースを通じて、モバイル端末とテレビなどの家電製品との間で、4K60Hz HDRコンテンツのセキュアな送信が可能となる。

また、HDRメタデータの置き換え、BT2020測色フォーマットで規定されたVSC SDPのパーシング、AVI InfoFrameからHDMIへの変換を含むDisplayPort1.4仕様で規定されている機能要件などを満たしているほか、モバイルPCと固定テレビの間での、RGBからYCCへのカラー空間変換、ビット深度拡張、高精度のカラーおよびタイミング変換のための彩度ダウンスケーリングおよび水平帰線消去拡張もサポートしているという。

なお同製品は、64LFBGA、7mm×7mmパッケージにて提供され、搭載された機器は2016年第3四半期中に発売される見込みであるという。

「MCDP2900」のブロックダイヤグラム