エムオーテックス(MOTEX)と、スプライン・ネットワーク(SNI)は8月9日、協業を開始すると発表した。 この協業により両社は、MOTEXのIT資産管理・情報漏えい対策ツール「LanScope Cat」とSNIの印刷イメージログ監視システム「PrintInsight」の製品連携を視野に入れた開発・営業・マーケティング活動を行い、企業における情報漏えい対策を推進する。

「LanScope Cat」と「PrintInsight」の連携ポイント

MOTEXの「LanScope Cat」は、IT資産の情報を自動主収支、「誰が・いつ・どんな操作をしたのか」といったPCの操作ログを取得することで、情報漏えい対策やIT資産管理が行える。

SNIの「PrintInsight」は、印刷物からの情報漏えい対策に特化した印刷イメージログ監視システム。プリンタから出力された印刷物の中身をそのまま保存(PDF/XPS形式)することで、ユーザーの印刷行動を把握・監視し、紙媒体からの情報漏えいを防ぐ。

今回の「LanScope Cat」と「PrintInsight」の連携により、印刷日時やドキュメント名の取得に加え、印刷イメージの把握も即時に行えるため、印刷物の詳細な内容まで確認することが可能になる。

具体的には、LanScope Catの配布・自動インストール機能を利用することで、複数のクライアントPCに対してPrintInsightのモジュールを一括自動インストールすることができるほか、全社共通の設定ファイルを作成して配布すること、ライセンスファイルの配布により PrintInsightの一括アクティベーションも可能となる。

日常業務におけるすべての印刷は、LanScope Catが印刷ログを取得するのと同時に、PrintInsightが印刷イメージを取得・保管する。LanScope Catの印刷ログで、機密ファイルや個人情報ファイルなどの印刷状況を確認し、不審な印刷ログが見つかった場合は、印刷日時やドキュメント名などをキーワードにPrintInsightで検索を行うことで、実際に印刷されたイメージを瞬時に確認できるという。