デジタルアーツは8月8日、「個人番号利用事務系」ネットワークの情報漏洩対策として、沖縄県豊見城(とみぐすく)市役所に「FinalCode」を導入したと発表した。

運用イメージ

豊見城市役所では万が一のミスによってファイルが外部に流出した場合でも、その内容が外部に漏れない根本的な対策が必要であると考え、ファイルを自動で暗号化して操作を制御するソリューションであるFinalCodeを導入した。

導入後、豊見城市役所では個人番号利用事務系ネットワーク内の基幹システムからダウンロードされたファイルはFinalCodeの自動暗号化が設定されたフォルダーに格納されるため、エンドユーザーが何も意識しないうちにFinalCodeでファイルが暗号化される。

暗号化されたファイルを閲覧・操作する際も、ユーザーはID/パスワードを入力する必要が一切なく、これまで通りファイルをダブルクリックするだけでファイルを開くことができる。

今回、豊見城市役所が「FinalCode」を採用されたポイントとして、セキュリティを強化してもエンドユーザーの利便性が損なわれないこと、オンプレミスの設置によってインターネットに接続しなくてもすべての機能を利用できることに加え、今後の国の方針によってセキュリティレベルを上げる必要性が出てきた場合でも対応できる見込みがあり、導入に至ったという。

デジタルアーツは今後も自治体への導入展開に向けて、製品の機能を強化し、自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化を積極的に支援していく方針だ。