米A10 Networks(A10)とCylanceは8月4日(現地時間)、暗号化通信向け脅威防御開発で技術提携したと発表した。両社によるOEM契約締結により、A10の暗号化されたトラフィックを可視化するアプライアンス「Thunder SSLi」とセキュリティプラットフォーム「Thunder CFW(Convergent Firewall)」に、Cylanceのマルウェア対策エンジンが実装される。
このパートナーシップによって拡張されたA10のセキュリティソリューションは、マルウェアや高度な脅威の予測と防御を行う新しいレイヤをネットワークに追加し、エンドポイントとネットワークに対するセキュリティを強化するとしている。
同提携より開発されるソリューションは、2017年初頭にサブスクリプションサービスとして販売する予定で、「機械学習を用いた予測型の静的ファイル分析」「効果的な既知および未知/ゼロデイ脅威に対する防御」「SSLトラフィックを低コストで、高速に複合」「疑わしいファイルの詳細分析だけに絞った適切なサイジングのセキュリティスタック」などを提供するという。