Looopは8月4日、同社が2016年4月より提供を開始した低圧向け電力「Looopでんき」の「おうちプラン/ビジネスプラン」の販売エリアについて、従来の東京電力、中部電力、関西電力管内の3エリアに加え、東北電力、九州電力、北海道電力、中国電力管内の4エリアでのサービスを9月より順次開始することを明らかにした。
おうちプラン/ビジネスプランは、「基本料金0円」、「段階なしの従量課金」、「契約期間/解約金なし」という3点を特長としている。こうしたサービスを実現できる背景について、同社 執行役員 電力小売事業本部長の小嶋祐輔氏は、「3点あり、1点目は先行して進めてきた太陽光ビジネスとのつながりがあり、全国3000箇所からの発電量データや日射データをリアルタイムで集計・解析できる"みえるーぷ"を用いた発電量予測による高い精度での調達の実現。2点目は、基本料0円と、それによる消費者の電力に関する意識の変化の促し。そして3点目は、解約金を設けなくても、やめていかないようにさまざまなサービスを打ち出していくというスタンス」と、さまざまな階層に向けた、さまざまな取り組みを展開していることを挙げる。
今回の低圧向け電力にエリア拡大は、先行して供給を開始した特別高圧・高圧電力の販売が好調かつ、7月時点で沖縄を除く日本全国で販売を行っている状況を踏まえ決定したもの。具体的な申込受付開始スケジュールとしては、円滑なスイッチングが厳しい状況などを踏まえ、東北電力管内の9月9日を皮切りに、九州電力管内が10月9日、北海道電力管内が11月9日、中国電力管内が12月9日からを予定しており、いずれもWebサイトからの申し込み受付となる。
なお、今回のエリア拡大に併せて、東北電力管内の福島県、宮城県、岩手県ならびに九州電力管内の熊本県の在住者を対象として、抽選で各電力管内別に1000名ずつ、初月無料とするキャンペーンをそれぞれの申し込み初日より各2週間実施する予定だという。また、このキャンペーンについては、状況によっては延長する可能性もあるという。