東芝は、最大定格40Vで定格電流2.0Aのバイポーラ・2chステッピングモータドライバ「TC78S122FNG」の量産を8月5日より開始すると発表した。また、小型のQFNパッケージを採用した「TC78S122FTG」も製品化し、8月末から量産を開始することも併せて発表した。
2製品ともに、2つのステッピングモータを同時駆動できる2chのドライブ機能を持たせ、2in1を実現。部品を集約することで、基板における省スペース化を可能とした。
また、出力抵抗を従来品より50%削減することで発熱量を低減させたほか、スリープ機能を内蔵することで、待機時にレギュレータを停止させることが可能となり、ICの消費電力低減も実現している。
さらに、ステッピングモータの駆動だけでなく、DCブラシ付きモータ駆動用のインタフェースも内蔵しているため、ステッピングモータ1ch、DCブラシ付きモータ2chなどの組み合わせも可能となり、さまざまな機器のニーズに対応することを可能としたという。
なお、主な応用機器として同社では、産業機器(監視カメラ、ATMなどの金融端末、OA機器、FA機器)、遊戯機器(パチンコ、スロットマシン)、家電(冷蔵庫、エアコン)などを挙げている。