amsは8月2日(オーストリア時間)、カラー(RGB)、照度、近接センサを組み合わせた、小型の光センサモジュール「TMD3700」を発表した。
同モジュールは密集したレイアウトかつ機械設計に制約のある次世代モバイルフォン向けに開発されたもので、フットプリントは4.00mm×1.75mmで、外形の高さも1.00mmと薄いことが特長。照度センサは45度の視野角で、精度は±10%、動作範囲は暗色ガラスを通して200mルクスから60Kルクスとなっている。
カラーセンサはそれぞれのチャンネルに紫外線(UV)および赤外線(IR)をカットするフィルタと、正確な測定に不可欠なデータの同時キャプチャを可能にする専用コンバータを備えており、明るい場所でのカラーセンサと照度センサの組み合わせにより、スマートフォンで白色点、色域、色飽和度のようなディスプレイプロパティのリアルタイム調整が可能になるという。
また、電気的、光学的双方のクロストークを動的に削減し、信頼性の高い近接センシングを行うことも可能であり、スマートフォンメーカーは同機能を活用することで、タッチスクリーンディスプレイにユーザーの顔が近づいてきたときにタッチスクリーン機能を無効にするといったことが可能になるという。
なお同モジュールは、すでに量産出荷を開始しており、サンプルならびに評価ボードの提供も行っているという。