メットライフ生命保険、ハビタスケア、東京大学大学院薬学系研究科の3者は8月2日、産学連携による科学的エビデンスに基づく疾病予防プログラムを共同開発することに合意したと発表した。

同疾病予防プログラムでは、生活習慣病や認知症、がんなどの疾病予防の取り組みが求められている領域において、東京大学大学院薬学系研究科との共同研究により構築した科学的な知見をベースとし、人工知能などの最新デジタル技術を活用した生活改善アドバイスなどが行われる予定。さまざまなニーズやライフスタイルに対応するため、ライフログ管理、遺伝子情報、ビッグデータ解析などの活用も視野に入れているという。

3者によるとまずは、患者数規模と国民医療費に占める割合と影響度が大きい生活習慣病および認知症に関する予防プログラムの開発・サービス提供に向けた検討に注力していくとしており、将来的には、がんなどへ範囲を拡大し、保険商品・サービスの開発につなげていきたい考えだ。